株式会社Schoo/大人たちが365日学び続けられるコンテンツをつくる。

株式会社Schoo

大人たちが365日学び続けられるコンテンツをつくる。

「世の中から卒業をなくす」をミッションに、社会人をターゲットとした学びのコミュニティ「Schoo(スクー)」を開発・運営している株式会社Schoo。今回は、取締役の古瀬様に、一貫したSchooの考え方、インターネット生放送にこだわる理由、これからのビジョンについてお聞きしました!

株式会社Schoo 古瀬康介さんさん

古瀬康介さん
2000年日本電気株式会社に入社。ポータルメディアの立ち上げや戦略・企画・運営を経験。2007年株式会社リクルートに中途入社。R25のWeb/モバイル事業の戦略・企画・開発を経験。2010年に同社住宅セクションにて、不動産ポータル「SUUMO」の戦略・企画・集客・ブランド・事業開発など、多岐にわたる業務を担当。分社化後、2017年株式会社リクルート住まいカンパニーの役員に就任し、ネット部門の責任者として従事。2018年4月株式会社Schoo入社。2018年12月取締役に就任。

「オンライン×みんなで」最高の体験を

―最初に事業内容について教えて下さい。

古瀬:

株式会社Schooは「世の中から卒業をなくす」というミッションを掲げていて、その実現のためのサービスを提供している会社です。“大人たちがずっと学び続けられる生放送コミュニティ”をコンセプトとして、社会人をターゲットとした学びのコミュニティを提供しています。

―敢えてターゲットを社会人に絞っているのはなぜですか?

古瀬:

代表の森が、前職の研修で受けていた当時のeラーニングが、一言で言えば「つまらなかった」らしいんです。ニコニコ動画とか面白い動画コンテンツサービスがある中でもっとeラーニングを魅力的にする方法があるんじゃないかと課題に感じ、すぐに退社を決意してSchooを立ち上げたそうです。そういう創業の経緯があるので、学生ではなく社会人の学びということに重きを置いています。

―「Schoo」にはたくさんの授業がありますが、授業を作る上での基準や、注力している分野はありますか?

古瀬:

大きく括ると「社会人が未来に向けて、いま学んでおくべきことは何か」という基準で授業を選定しています。注力している分野としては、「働き方」「お金」「健康」の3つが挙げられます。

「働き方」・・・終身雇用もなくなり自由な働き方ができるようになってきた現代だが、キャリア選択の仕方を教えてくれる場所がない

「お金」・・・資産運用やフリマアプリなど、働く以外の稼ぎ方がたくさん出てきたのにも関わらず、社会に出ても誰も教えてくれない。

「健康」・・・人生100年時代。健康は資産と言われていて、より健康な期間が長いほど自分の生活は豊かになるが、その方法は誰も教えてくれない。

そのような社会課題を感じており、我々が情報を提供できればいいなと思っています。

―社会人向けの授業をつくる上で大切にしていることはありますか?

古瀬:

学びのイメージを変えることを大切にしています。学びのイメージって、つらい、つまらない、続けられない、といったイメージがありませんか?これは学生時代に受験などを経て、強制的に「学ばされている」イメージがあるからかなと僕は思っていて、それを払拭する必要があると思っています。

学びを「修行」ではなく「娯楽」だと思ってくれる人を増やしたい。そのためには“他者の存在”が必要不可欠です。Schooでは「オンライン×みんなで」というコンセプトでユーザーの存在を活かす学びをつくっていきたいと考え、最高の学習体験やコミュニティ構築ができるようなコンテンツづくりを心がけています。

インターネット「でも」ではなく、
インターネット「だから」できる体験

―なぜ生放送にこだわっているのですか?

古瀬:

大人になっていざ学ぼうと思ったときに、一人で学び続けるのは難しく、また、社会人の学びは学校教育みたいに答えが1つじゃないことがあります。1つの学びの中にもいろいろな切り口があったり、いろいろな解があったりするので、他の人の回答を聞きながら自分の解を見つけたり、学びが楽しくなったりすることがあるなと思っています。効率的に学ぶことを考えたら、早送りや巻き戻しをして自分のペースで学べる録画のほうがいいかもしれませんが、社会人の学びには、単にインプットするだけに留まらない深さが必要で、そのためには他者とのコミュニケーションを通じて多様な考えに気づくプロセスが不可欠だと思うんです。そして、実はそれが長期的に見ると効率的だったりもするんですよ。

古瀬:

また、気づきや考えを自分の言葉で発信することで頭の中を整理できたり、自分の考えを他の人に理解してもらえて承認してもらえた感じが得られたり、他の人からのコメントによって一人ではたどり着けなかったような考えに出会えたり…生放送ではそういう体験ができるので、楽しく学び続けることができると確信しています。

―ユーザーさんに生放送の楽しさを体験してもらうために、どんなことを意識していますか?

古瀬:

一人一人が当事者意識をもってもらえるように心がけています。

そのために、先生も決められたセリフを言うだけではなく、生放送中に受講生の反応や様子を伺いながら、内容を適宜変えてもらったりしています。ですので、台本はあって無いようなものですね(笑)。

また、先生とは別に、受講生代表という進行役が対話をしながら授業を行っているのですが、受講生の質問や意見などを拾って「こんな質問がきていますがどうですか」などと挟んだりするので、コメントを取り上げてもらった側も嬉しいですし、そのコメントで授業の流れがガラッと変わったりもします。受講生と一緒に授業を作っていけることが生放送の醍醐味でもあります。

―オフラインで授業を行うという選択肢もあると思うのですが、インターネット上の生放送にこだわるのはなぜですか?

古瀬:

Schooでは、インターネット「でも」ではなく、インターネット「だから」できることにこだわっています。物理的な距離の制約や、人数の制約がないということ以外にも、インターネット上の生放送ならではのメリットがいくつもあります。例えば、リアルの授業では、先生が話している時におしゃべりをしたら怒られますよね(笑)。それがインターネット上だと、思ったことを思ったタイミングでコメントすることができます。発表するほどのことではないけれど、という場合や、発言するのが苦手な人でも、コメントなら出しやすくなるのではと思います。リアルなものをただ単純にインターネットに代替するのではなく、インターネットだからこそできる体験はいっぱいあるのではないかと感じているんです。

一人一人の学びの革命を起こし、
ずっと学び続けられる世の中を

―Schooさんのビジョンにも、「インターネット」という言葉が使われていますね。ビジョンについて詳しく教えていただきたいです。

古瀬:

ビジョンは「インターネット学習で世の中を変革する」です。ミッションである「世の中から卒業をなくす」と近い部分があり、学びの終わりをなくしたいという思いがビジョンにも込められています。

終身雇用の時代も終わり、自分に最適な選択を自分ですることが必要不可欠な今、「学ぶ場所や機会がない」ということに我々は危機感を感じています。また、日本はOECD加盟国の中で、30歳以上の通学率(大学などの教育機関に通っている人の割合)が一番低いことを知っていますか?先進国の中で “最も学ばない国” であるといっても過言ではない状況です。このままでは、学びをやめない他の国にどんどん置いていかれてしまいます。

このように、個人としても学び続けないといけない状況、国としてもまずいという状況の中で、一人ひとりの学びの革命を起こし、ずっと学び続けられる世の中をつくらなければいけないのです。インターネットだからこそできる学びを通じて、そんな世の中は実現できるのではないかと考えています。

古瀬:

ちなみに、会社名やサービス名である「Schoo」は「学びの卒業(終わり)をなくす」という意味を込めて、学びの象徴でもある「School(学校)」の終わりのLを取って「Schoo」になっているんですよ。

―ブレない軸を持っているSchooさんですが、そんな強い思いを持っていても大変だった壁はありますか?

古瀬:

創業の1期目が一番大変だったと、代表の森から聞いています。こういうサービスがあったらいいなという思いでSchooを立ち上げましたが、いざやってみると全く見積もりが合わず、1年間売上が伸びませんでした。貯金もない状況で創業したので、日常生活もままならない時期もあったそうです。飴玉だけで3日間を過ごしたこともあったらしく、たまに食べられる富士そばのカツ丼が泣くほど美味しかったと言っていました(笑)。

その時から森自身の中では「世の中から卒業をなくす」という思いは変わっておらず、ギリギリの生活に耐えながらなんとか頑張ってきたおかげで、今があります。

―そのような苦労を経てまでSchooがこの事業を行う意味とはどのようなところだと思いますか?

古瀬:

この事業は、我々のようなスタートアップの会社がやることに意味があると思っています。というのも、大企業だと儲からない事業を続けるのがなかなか難しいですよね。一方で、我々はこのミッションを実現するために集まっている仲間たちで構成されている会社なので、ここから逃げも隠れもせずに会社を伸ばしていくことができます。大企業に比べると資金は少ないですが、逆に資金が少ないからこそ限られたリソースの中でオンリーワンで居続けるためにどういう風に尖っていくかを、シンプルにそして徹底的に考えていくことができると思っています。

ブレない芯を持つSchooの未来

―今後はどのように事業を進めていくのですか?

古瀬:

今の所、「Schoo」以外の事業をやるつもりはありません。というのも、なかなか学びというのは難しくて奥が深いもので、まだまだサービスの価値を拡張し、世の中を変えられていないと思っているからです。本質的な課題は捉えていると思うので、そこから逃げずにしっかり向き合って、最大限の価値提供を目指していくフェーズだと考えています。やらないことをきちんと決めて、やるべきことにフォーカスしていかないと未来は突破できないので、敢えて「Schoo」一本にフォーカスをしています。

「Schoo」の方向性としては、「オンライン×みんなで」というコンセプトで戦い続けることが大切だと考えています。やはり、他者とのコミュニケーションが学びの楽しさや学びの継続に大きく関わってくるので、他者の存在を最大限活かせるようなサービスやコンテンツを考え続けたいと思っています。

―最近の「Schoo」での取り組みがあれば教えてください。

古瀬:

「人事0円学び放題計画」と題して、世の中の人事や育成に携わる方々には全員0円で「Schoo」を使ってもらう取り組みをしました。従業員の意識をどう変えるか、これから会社をつくっていく人材をどう採用するか、ということを真剣に考えている人事の方がたくさんいて、そんな方たちをサポートしたいという思いが以前からあったんです。このような人たちが自分たちの新しい学びの原体験を持つことで、自社の中での学びの変革行動を起こし、その結果日本全体の学びの取り組みや概念が変わっていくのではないかとも考えています。これは一例ですが、“学びの変革”を起こすためには、それくらい思い切ったことをしないといけないと思っています。

―最後に、どんな人と働きたいですか?

古瀬:

求めることとしては大きく3つあって、1つ目は「世の中から卒業をなくす」というミッションに共感してくれること。2つ目は、成長し続ける意思があること。「世の中から卒業をなくしたい」と言っている以上、まずは自分たちも学びからの卒業をなくさないといけないですからね。3つ目は、プラス思考で行動を起こせること。まだまだないものだらけのスタートアップ企業なので、ないものを嘆くのではなく、できることを考えて自分ごと化し、行動を起こし続けられる人が素敵だなと思います。この3つが当てはまる人と、ぜひ一緒に働きたいです。

MISSION

世の中から卒業をなくす

人は学ぶことで生きる知恵を身につけ、技術を革新させ、進化してきました。
「学び」には終わりはなく、学び続けることで社会が抱えている課題の解決速度が圧倒的に加速します。
一方で、時間や場所、コスト、モチベーションなど、「学び」の障壁となるものは私たちの身の回りに溢れています。これらの障壁を取り除くことで、すべての人が学び続けられる世界、つまり、すべての人の卒業をなくすことがSchooの使命です。
このミッションに伴い、学校を表す英単語”SCHOOL”の「終わりの”L”をなくす」ことで、Schooという社名は生まれました。

VISION

インターネット学習で人類を変革する

人は、“自分に一番向いていること”を知らないまま死んでいく。
これは現代に限ったことではなく、人類が誕生してからずっと存在してきた課題です。
今よりもっとたくさんの選択肢と可能性を、一人ひとりに示すこと。
そしてその開花と挑戦の結果生まれる、今よりもっと豊かな人生を強く支えていくこと。
Schooは、インターネットでの学びを起点として、ヒトと人類を変え続けていくエンジンになることを目指しています。

PHILOSOPHY

Laboratory #105

「Laboratory(ラボラトリー) #105」とはスクーの行動規範の呼称であり、まだ世の中にない価値を生み出し続ける「研究所」であるという精神を「学習・変化・尊重」の3つの行動指針を通じて実現します。
Laboratory #105の「105」は、創業して間もない頃に事務所を構えていたマンションの部屋番号であり、実験的かつ挑戦的なブループリントを描きながら日々プロダクトの開発を行なっていた、その当初の想いを忘れずに実験し続けるという意思を表しているものになります。
わたしたちは株式会社の定義に決して収まらず、まだ世の中にない価値を創り続ける「研究所」として、他社他者の模倣をよしとせず、“Schooだからこそ”の価値を発明し続けていきます。

CREATIVITY -わたしたちの世界観-

「未来の学校」

BRAND POLICY:未来の学校宣言

義務教育が終わると進学 / 就職と大きくこの二つに分類されます。
“学ぶ”ことはどちらに進んでも必要で、日々“学び”を通して成長します。
Schooのミッション「世の中から卒業をなくす」は、「学校を卒業する = 学びからの卒業」を変更します。
変化の早い時代において、他者の視点を得ることのできる“学び”は最大の武器になります。
Schooは日々起きているささやかな物事にも意味を見いだし、その日常を“学び”に変える“未来の学校”を目指します。


DESIGN POLICY:日常の景色を “学び” でもっと鮮やかに

私たちは日々の“学び”の障害を取り除きます。多様なアイデアを受け入れることで生まれる偶然によって、日常の景色を一新してしまう“学び”の体験をデザインします。

Company Profile

社名
株式会社Schoo
設立
2011年10月3日
代表者
代表取締役社長CEO 森健志郎
資本金
5億1300万円(資本準備金含む)
従業員数
70名
事業内容
大人たちがずっと学び続ける生放送コミュニティ「Schoo(スクー)」の運営
本社住所
〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1-19-9 第一暁ビル5階
会社URL
http://corp.schoo.jp