パーソルキャリア株式会社/若者が「はたらく」を楽しめる世界をつくる。

パーソルキャリア株式会社

若者が「はたらく」を楽しめる世界をつくる。

今回は、パーソルキャリア株式会社さんが運営する若年層向けキャリア教育支援プロジェクト「CAMP (http://camp-program.com)」について、団体のキャプテンを務める佐藤裕さんにお話を伺いました。

パーソルキャリア株式会社 佐藤裕さんさん

佐藤裕さん
パーソルキャリア株式会社では若者に「はたらく」ことの本質や楽しさを伝えるエバンジェリスト、またパーソルホールディングス株式会社ではグループ新卒採用統括責任者を務める。 さらに株式会社パーソル総合研究所客員研究員、株式会社ベネッセi-キャリア特任研究員、関西学院大学フェロー、デジタルハリウッド大学の非常勤講師としての肩書きも持つ。2020年1月8日には、自身初の著書となる『新しい就活 自己分析はやめる! 15万人にキャリア指導してきたプロが伝授する内定獲得メソッド』が発売された。

世の中への視野を広げることは、
自分を広げるということ

―本日は宜しくお願いします。まず、「CAMP」についてお伺いする前に、パーソルキャリアさんの事業内容を教えてください。

佐藤:

パーソルキャリアは、日本をはじめアジアパシフィックで総合人材サービスを展開するパーソルグループで、「はたらいて、笑おう。」というグループビジョンの下、-人々に「はたらく」を自分のものにする力を-をミッションとし、転職サービス「doda」やハイクラス人材のキャリア戦略プラットフォーム「iX」をはじめとした人材紹介、求人広告、新卒採用支援等のサービスを提供しています。さまざまなサービス提供を通して、新卒の学生から、社会人、50~60代のミドル・シニア層の方など、あらゆる世代の方々の「はたらく」を支援しています。

―多様なサービスを展開する上で、大切にしていることはありますか?

佐藤:

たとえば、人材紹介サービスでは、一人ひとりに合った企業をご紹介するために、その方の価値観や描いているキャリア設計を十分に理解し、志向性にマッチした提案をするようにしています。また、提供する情報についても、web上にあるような表面的な情報ではなく、弊社だけが知っている企業の社風や特徴といった、より深い情報をお届けすることを大切にしています。

―あらゆる年代の方のキャリア支援をされておりますが、その中でも若者向けのキャリア支援を行う「CAMP」の活動内容について教えてください。

佐藤:

「CAMP」は、学生たちの視野を広げることを目的に、さまざまな社会人の「はたらき方」や「はたらく」価値観などの情報を、webメディアやイベントを通じて提供しています。webメディアでは、「はたらく」ことを楽しんでいる社会人や芸能人へのインタビュー記事を発信し、さらにリアルイベントでは社会人ゲストを招きトークセッションなどを行っています。これを通じて、学生に「はたらく」ことを身近に感じてもらい、自らの「はたらき方」について考えを深める場をつくっています。

―学生の視野を広げることを目的に置いたのはなぜでしょうか?

佐藤:

さまざまな情報が溢れている時代ですが、実際に学生たちが触れている情報は非常に少ないんです。でも学生たち自身は、自分たちの持っている情報の少なさに気づいていない。日頃見ているニュースはすべて自分の興味で選んでいるもので、興味の範囲外の情報を知るのは、実は難しいんです。例えば、いま、ウズベキスタンでの生活イメージをプレゼンして、と言われたらどうしますか?

―なんとなく危険なイメージがあるだけで、あとは全くわからないですね。

佐藤:

ですよね。いまのように、行ったことのない土地をイメージできないことは当たり前なんです。就職活動も同じで、まだ社会を経験したことがない学生が社会をわかっていないことは当たり前です。でも、リアルな「はたらく」を知らないままに、就職活動をして、入社する企業を決めることが、入社後にミスマッチが起きてしまう大きな要因なんです。そこで「CAMP」では、学生が「はたらく」にまつわるリアルな情報や、さまざまな社会人の「はたらく」価値観に触れてもらい、自分のキャリアについて考えるきっかけをづくりを行っています。

―なるほど!「CAMP」の強みはなんですか?

佐藤:

就活イベントや企業説明会では聞けない話や、体感できないことを学生に提供しているところです。これを実現できている理由の一つに、利益を生むサービスとして活動を行っていないということが関係しています。イベントやセミナーに参加してくださる企業は、自社に口説こうとリクルーティング活動を行うことはありません。ただ、「はたらく」ことの楽しさやその裏側、価値観を伝えたいという純粋な想いで参加してくれています。学生も、普段は聞けないリアルな質問をオープンにすることができるので、企業も学生もお互いに素直に話せる空間づくりを実現できていると思います。

「人生の分岐点」を意識すると、世界が変わる

―「CAMP」のメディアやイベントに登場する方々は、お笑い芸人さんなど多様なところが印象的です。ゲストや取材相手を選ぶ上で、こだわっていることはありますか?

佐藤:

これから「はたらく」学生にとって最も必要なことは、さまざまな方の話を通して「人生の分岐点」を勉強することだと思っています。そのため、イベントや取材では、人生の分岐点をしっかりとらえて前に進んでいる方をお呼びしています。

―なるほど。「人生の分岐点」について詳しく教えてください。

佐藤:

分岐点となり得るのは、「言葉」「出会い」「きっかけ」です。たとえば、分岐点を意識していないと、テレビや講演でいい言葉を聞いても、「素敵だな」「すごいな」と思うだけで終わってしまいます。しかし、人生の分岐点をとらえる意識を持つことで、同じ言葉からでも得られることが変わり、人生が大きく変わります。そして、学生たちにも、生活の中で自分の人生の分岐点に気づけるようになってほしいんです。

実際に過去に取材させていただいた、女優の方や元政治家の方も、それぞれの人生の分岐点にまつわる興味深いお話をしてくださいました。

佐藤:

元政治家の方は、大学に在学中、弁護士を目指して司法試験の勉強に励んでいました。6年目で大学を中退されて仕事を探し始めた当時は、就職氷河期でアルバイトさえ見つけるのが大変な時代でした。そんな中、彼は派遣で見つけたトイレの清掃員という仕事を、「人生の分岐点」ととらえて、トイレを綺麗にすることにコミットしてはたらいたんです。ある時、そのトイレが設置されていた外資系証券会社の社長がトイレの綺麗さに感心し、彼に直接声をかけたことで、彼は証券マンになったんです。彼らを取材をしたインタビュー記事が「CAMP」のHPに掲載されているので、ぜひ読んでみてください。

インタビュー記事:
http://camp-program.com/read/interview/318.html
http://camp-program.com/read/interview/20171017.html

―とても興味深いエピソードですね!

「はたらく」ことの本質とは

―「CAMP」の立ち上げからこれまでの歴史を教えてください。

佐藤:

私は、営業部から新卒採用部への異動が決まった当時、採用市場や弊社に対する世の中のリアルなイメージを知りたいと思い、全国を調査してまわりました。その中で最も印象に残ったことが、みんな同じ髪型に同じ服装をして、エントリーシートを暗記して就職活動に挑む学生たちの姿でした。とても違和感を抱きましたね。同時に、学生たちが「はたらく」ことをネガティブに捉えている印象も受けました。そんな違和感を解消したいという思いから、「CAMP」の前身となる活動を、新卒採用部の仕事の傍ら一人で始めました。

―当初はどのようなことしていましたか?

佐藤:

当時はwebサイトを持っていなかったので、Facebookを利用して、日々感じたことやビジネスに関する記事を発信していました。そこから徐々に反響を得て、現在フォロワーの数は1万人近くまでになりました。他にも、大学で講演をさせていただく機会もありました。

―学生と接する機会は多くありましたか?

佐藤:

そうですね。まずは、学生が抱いている素直な想いを知ることが必要だと感じたので、学生を数人集めて、恋愛や家族などあらゆることをテーマで意見交換する会を開いていました。また、私自身のSNSアカウントに寄せられる学生たちからの相談にも乗っていました。

―そこから「CAMP」を支持する学生の輪が広がっていったのですね。

佐藤:

はい。学生同士の口コミのおかげで徐々に「CAMP」のファンが増えていきました。

若者の文化改革を起こしたい

―私も、就職に対してネガティブなイメージを抱いている学生が少なくない印象を受けますが、それについてはどのように思いますか?

佐藤:

まさにそう思います。就職活動をなるべくギリギリまで始めたくないというような現象が、多く見受けられます。その大きな理由として、学生を取り巻く環境と教育があると思います。周りのはたらく大人たちや社会人になった先輩の姿を見て、ネガティブなイメージを抱いてしまったり、さらにメディアをみても、企業のトラブルなどネガティブな報道ばかりが注目を集めたりしています。そうなると学生が、社会や「はたらく」ことに対して嫌だなと感じてしまうのは当然だと思います。学生たちのそんな気持ちは理解できる一方で、それがもったいないことだなとも感じます。そこで、まずは学生に「はたらく」ことに対してわくわくしてもらうことを常に意識しています。

―「CAMP」の活動の先に、どんな世の中を実現したいですか?

佐藤:

一言でいうと、若者の文化改革を起こしたいです。例えば、“大学受験は親ではなく自分自身で決めることがかっこいい”、“授業で寝ることはイケてない”などのように、文化を変えることは絶対できると思っています。去年、「世界就活」という番組のロケでヨーロッパのキャリア教育の取材をしてきました。日本とは対照的に現地の若者たちは、「はたらく」ことも含めて自分の未来にわくわくしていたんです。そんな風潮に大きく関係しているのは、現地の文化と教育だと知りました。この経験を通して、改めて日本でも文化改革が実現できると確信しました。

海外の様子を詳しく知りたい方は、動画サイトで公開されていますので、見てみてください。
(動画サイト:https://www.paravi.jp/title/41780

―今後の「CAMP」の展望を教えてください。

佐藤:

立ち上げから約4年になるので、今後さらに学生たちに「CAMP」の活動や考え方を浸透させていけるような仕掛けをつくっていくために、webでの記事やリアルイベントのほかにも、学生の視野を広げるツールを展開していきたいです。さらに、若者のキャリア教育の課題解決に取り組む企業などとの接続も強化したいと考えています。また最近では、「CAMP」のファンをさらに広げるために、あえて小規模にしたイベントを全国で始めました。ありがたいことに学生からの評判も良いので、今後も引き続き開催しようと考えています。コアなファンも大切にしながら、学生たちに広くこの活動を知ってもらいたいなと思います。

―最後に、学生にメッセージをお願いします。

佐藤:

まだ皆さんが体験していない「はたらく」という領域は、想像以上に楽しいです。一週間をどれだけ楽しいものにできるかは、はたらく時間を自分で意識してコントロールするかにかかっています。ですから、人生を楽しむためには、「はたらく」こととしっかり向きあうことが必要になります。私たちが、仕事は人生を楽しくしてくれるものだと思えるような環境づくりに努めるので、あとはみなさんが一歩踏み出してくれることを応援しています。

〜編集後記〜
新しい仕事にチャレンジしたい、人生を変えたい、そんな想いを支援するパーソルキャリアさん。その中で活動する「CAMP」は、はたらく楽しさを通して、人生の楽しさまで教えてくれ
ます。人生の先人の方々の話をたくさん吸収して、はたらく未来にしっかり向き合うことの大切さを実感しました。取材を通して、私も「CAMP」のファンになりました!

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経営理念

雇用の創造・人々の成長・社会貢献

グループビジョン

はたらいて、笑おう。

はたらくことは、生きること。
はたらき方は、一人ひとり違うもの。
だから、自分の “はたらく” は、自分で決める。

すべての “はたらく” が、笑顔につながる社会を目指して。

行動指針

誠実

すべてのことに、真摯に向き合おう

顧客志向

信頼を得て、お客さまの期待を超えよう

プロフェッショナリズム

志高く、磨き続けよう

チームワーク

多様性を活かし、組織の成果を最大化しよう

挑戦と変革

自ら考え、行動し、変化することを楽しもう

Company Profile

社名
パーソルキャリア株式会社
設立
1989年6月 (旧商号:株式会社インテリジェンス)
代表者
代表取締役社長 峯尾 太郎
資本金
1,127百万円
従業員数
5,704名(有期社員含む、2019年8月時点)
事業内容
求人メディアの運営、人材紹介サービス、 新卒採用支援、教育研修サービス、組織・人事コンサルティングサービスなど
本社住所
〒100-6328 東京都千代田区丸の内2-4-1 丸の内ビルディング27F
電話番号/FAX
03-6213-9000
会社URL
https://www.persol-career.co.jp

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