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愛知に根付く、思いやり給食。

【メーキュー株式会社】紙パックの牛乳、デザートを勝ち取るじゃんけん、苦手なグリーンピースと向き合う憂鬱な時間。今思うと、「給食」はかけがえのない思い出になっている。皆さんは、そんな「給食」が会社や病院でも提供されていることを知っていますか?今回は、幅広い年齢層の方々に様々なシーンで給食を提供している企業『メーキュー』さんにお話を伺いました。

山本貴廣さん
メーキュー株式会社 常務取締役の山本さん。前職は製薬会社で営業を経験。その後、メーキュー株式会社に入社。新規の営業や企画、また、新卒採用や人事に当たる仕事もされています。

 

地域に根ざした「給食サービス」とは!?

 

-本日はインタビューを受けていただき、ありがとうございます。それにしても、白を基調とした素敵なオフィスですね!奥に見えているキッチンなんてモデルルームみたいでした…。正直なところ、給食サービスの会社と聞いて、学校の給食のおばさんがいる湯けむりがモワモワした場所ばかりを想像していたのですが、ITベンチャーのようなオフィスで驚きました!

山本:
ありがとうございます。面接に来る学生もよく驚いてくれています(笑)。私たちの仕事は給食をつくることだけではありませんから、社員の働く環境にも特別な思いがあるんです。それは、これから順を追ってご説明しますね。

-よろしくお願いします!早速なのですが、メーキューさんがおこなわれている事業内容についてお伺いしてよろしいでしょうか?

山本:
はい。メーキュー株式会社は愛知県を中心とした東海エリアで、おいしい食事と楽しい時間を提供している会社です。特に、企業や学校、病院、福祉施設、最近では幼稚園にも食事を提供しています。いわゆる給食サービスというものですね。

-ありがとうございます。給食は学校に提供するものと思い込んでいました。

山本:
そうですよね。一般的なイメージの通り、学校給食のみに力を入れている企業もあります。一方で、私たちは食事提供の幅を様々な企業や組織へ広げてきました。それは、より多くのお客様へ給食を届けることはもちろん、社員が活躍する場を増やすことにもつながると考えています。

-なるほど。では、メーキューさん独自の強みを教えていただけますか?

山本:
そうですね。地域に密着し、幅広いお客様の層に対して、フットワーク軽く最適な方法で食事を提供できるところですかね。大手の競合各社よりも、この愛知という土地に深く寄り添えるのは私たちメーキューだと考えています。

 

寄り添い企業の根幹に迫る

 

-寄り添いですか!僕自身その言葉が本当に好きなんですが、なぜ寄り添いというところを強みにしてきたのですか?

山本:
このビジネスは労働集約型、つまり人が労働力となって料理を作り、盛り付け、提供していくサービスなんですよね。そのため、人のパフォーマンスで、お客様に与える価値が大きく変わってくるのです。お客様のニーズに応えるためにどんなメニューを考えるか。料理の美味しさを維持するためにはどうすればいいか。お客様の食事シーンを近くで見られるからこそ、お客様の期待値を越えるために、相手の想いに寄り添って様々な施策を練る必要があるんです。近年、AIに取って代わられる職業があると関心を集めていますが、この給食サービスは人が提供するからこそ成り立つサービス、ロボットなどAIには取って代わられないビジネスなんですよ。

-人の想いに寄り添うことが、ビジネスとしてメーキューさんの価値になるんですね。

山本:
はい。つまりは、食事提供サービスはあくまで手段で、目的は人々に幸せになっていただくこと。そのためには働く人のパフォーマンス向上が欠かせません。ですので、ビジネスの根幹であり、メーキューの資産である、働いている社員の皆さんの満足度を上げ、モチベーションを高めていくことにも注力しています。サービスを提供する側が不満を持っていては、お客様が満足する価値提供は絶対にできない。だからこそ、社員に寄り添う、そしてその先の人々にも寄り添うことを大切にしています。

-なるほど…!この事業の根幹は社員の方々だったんですね。今やっとこの綺麗なオフィスを作られた理由が理解できた気がします。

山本:
このオフィスは最近移転しました。1階にセントラルキッチンを構え、オフィスゾーンにもかなり従業員満足度を上げる仕組みを作っていますね。

-僕は、社員の満足度や、モチベーションにかなり興味があるのですが、このオフィスの仕組み以外で取り組まれていることはありますか?

山本:
かなりありますね。例えば、シフト制事業所での3ヶ月に一度の3連休取得促進制度、5年ごとの永年勤続表彰、社内専用のSNSで社員同士の交流を促すなど。他にも、新入社員に対しては3ヶ月ごとに面談や研修をするなど様々な仕組みを取り入れていますね。

-3ヶ月ごとに面談ですか!他の施策も特徴的ですが、特にその仕組みはすごいですね。新入社員って普通は現場のマネージャーにケアをお任せする企業が多いと思うのですが、なぜそこまで時間を割いているのでしょうか?

山本:
それはもう、ね。社員が第一だからですよ。今便利なものが世の中に溢れ、人と人とのつながりが薄れているからこそ、社員とちゃんと向き合い、みんなの声に寄り添っていきたいんです。現場に任せるのではなく、トップからもそういった姿勢を見せたり浸透させたりすることが重要だと思うんです。

-本当に人を大切にされているんですね。確かに従業員満足を掲げる会社はよく耳にしますが、役員の方がそこまで実動する企業は初めて知りました。最初の印象としては、食品業界かつBtoBの事業だったので興味がそこまで大きくなかったのですが、従業員満足にフォーカスし、役員から働きかけるという考え方にかなり魅力を感じました。

 

メーキューが今後取り組む新規事業とは!?

 

-では、これからのメーキューの展望を教えていただいてもよろしいでしょうか。僕は、働く自分をイメージするときに、その会社のビジョンを実現したいと思えるかをかなり重要視していまして、お聞かせ願えると幸いです。

山本:
私たちは《ROAD TO 100》というビジョンを掲げています。もうすぐ創業60年を迎えるにあたり、年商100億円を目指そうということです。今、年商が約84億円なのですが、100億円まで伸ばすとなると、その発展に伴って組織力をワンランク進化させる必要があります。そういった理想と現状のギャップを埋めていける、新しい事業体制を現在作っています。

-具体的にはどのような事業体制で課題を解決するのでしょうか。

山本:
どんどん新規事業を興していこうと考えています。例えばいま注目している事業は、ケータリングサービスです。シェアリング型配達サービスが日本でも拡大しているなかで、自社のセントラルキッチンと掛け合わせたBtoC事業として、ケータリングサービスが展開できると考えています。社会にある課題を解決し、人々を幸せにすることが目的で、「給食サービス」はあくまで手段です。今後も社員やお客様との関わりの中で新規事業はどんどん生まれていくでしょうね

-そこまで新規事業に注力されているとは知りませんでした。


メーキューの求める人物とは?

 

-次世代を担っていく人材の採用が大きなポイントになってくるかと思うのですが、求められている人物像をお聞かせいただけますか?

山本:
私たちが求めている人材は、シンプルに『チャレンジングな人材』です。チャレンジすることにワクワクし、積極的に手を挙げる人材を求めています。新規事業って、いかに準備・設計をおこなっても成功するか失敗するかはやってみないとわからないですが、チャレンジしないと何も結果は生まれないのです。

-チャレンジングな人材ですか。新規事業はまず始めは泥臭い仕事から始まるとよくお聞きします。そういった努力も厭わない人材を求められているということでしょうか?

山本:
そうですね。

-安定志向の学生が多いこの時代の中で、チャレンジングな学生を採用するために工夫されていることはありますか?

山本:
必ず私が直接面談します。そして、本当に一緒に働きたいと思った方ならすぐに内定を出します。その上で、存分に悩んでもらえればと思っているんです。この前も、栄養士の方が面接に来て、病院かメーキューどちらに就職するか悩んでいたのですが、迷わず私はその方に内定を出して「私はあなたと一緒に働きたい」と伝えました。その上で辞退してもいい、病院で働いてもいい。あなたの将来の選択はあなたに任せる。そんな形で私はいつも採用をおこなっています。

-やはり、徹底的に寄り添っておられるんですね。どうしても就職活動の中で学生と役員の方って距離が生まれると思っていて、そんな中、圧をかけるわけでもなく学生たちの人生を応援してくれる役員の方って本当に少ないと思います。ちなみに、その方は今どうされているのですか?

山本:
今はメーキューで働く意思決定をしてくれました。これから一緒に働くのがとても楽しみです!

-おお…やはり山本さんの想いは伝わっていたんですね。メーキュー様の個への寄り添い力には、本当に感銘を受けました。私からの質問は以上となります。本日は、貴重なお話ありがとうございました!

 

 

〜編集後記〜
就職先は、自分のやりたいことができる企業だったらいいな。そんな浅い考えを持っていた自分の考えに、魅力的な人、魅力的なビジョンの重要性をメーキューさんは教えてくれました。この記事を読んでいる就職活動生の中にも、僕と同じようにやりたいことにしぼって企業を見ている方がいると思います。もちろん、その考え方もアリです。だけど、他にも企業の見方はあるのだということを、この記事を通して知っていただければ幸いです。