imperfect株式会社/“社会問題の解決”に取り組む輪を世の中に広げていきたい。

imperfect株式会社

“社会問題の解決”に取り組む輪を世の中に広げていきたい。

世界の食と農を取り巻く様々な社会課題を世界の不完全(imperfect)の一つと捉え、たとえ不完全(imperfect)な取り組みだとしても、自分たちで出来ることから少しでも世界と社会をよくしていこうという想いで、それらの社会課題に取り組むimperfect株式会社さん。事業の一つとして、カカオやナッツといった原材料を使用したウェルフード&ドリンクを販売する「imperfect表参道」を運営しています。このたび、マーケティング部長を務める佐伯さんにお話を伺いました!

imperfect株式会社 佐伯 美紗子さんさん

佐伯 美紗子さん
2008年、新卒で総合商社に入社。2019年よりimperfect株式会社の設立に携わり、同社マーケティング部長に就任。同社店舗の「imperfect表参道」の企画・運営に携わっている。

実業を通して社会問題を解決する

―imperfectさんがお店で提供しているコーヒーやチョコレート、ナッツといった商品を知り、そこに込められている想いに大変興味を持ちました。早速ですがimperfectさんの理念についてお伺いしてもよろしいですか?

佐伯:

「世界の食と農を取り巻く社会課題を、実業を通じて解決する。」という企業理念を掲げています。imperfect設立のメンバーはもともと、カカオなどの原材料を世界中から調達する仕事に就いていて、生産国である南米やアフリカ諸国における貧困問題や環境問題を目の当たりにしていました。実業を通してそれらを解決したいという想いから、先程ご紹介した理念を掲げ会社を設立しました。

―なるほど。たとえば、どのような貧困・環境問題が生産国では起きているのでしょうか?

佐伯:

まず貧困に関しては、農家の自立を課題の一つと捉えています。弊社が原材料を調達している多くの農家は家族で農業を営んでいることが多いことから、農業収入が各家庭の暮らしに大きく関わるので、家庭収入の安定に関する支援を通じて農家の自立を目指しています。また環境問題の一つとして、例えばコートジボワールのカカオ農園では森林減少による農作物の品質低下が起きています。カカオの実は直射日光に弱い作物なので、カカオの実を日焼けから守る背の高い森が必要なのですが、森林減少によりカカオの実の品質低下が起こってしまいます。

―“imperfect”という社名にユニークな印象を受けたのですが、それも理念と関係があるのでしょうか?

佐伯:

「imperfect」には2つの意味が込められています。1つ目は、農を取り巻く現場には冒頭でお話しした様な社会課題があり、私たちはそれらを社会の「imperfect、不完全さ」の一つと捉えていることです。2つ目は、私たちは「The world is imperfect, so do well by doing good.不完全なこの世界。だから、いいことをして世界と社会をよくしていこう。」というミッションを掲げているのですが、社会問題を解決するために何かをしようと思った時に最初から“完全”でなくてもいいと思っています。むしろ、“不完全”でもいいから、何もせずに放置するのではなく「自分たちがいまできることから始めよう」という前向きさを社名に込めました。

―imperfectにそのような意味が込められていたんですね!

商品を通して、“興味・関心”の輪を広げていく

―さきほど“実業”という言葉が出てきましたが、imperfectさんの事業内容を教えてください。

佐伯:

食品や飲料の販売、店舗(「imperfect表参道」)の経営等を行っています。店舗内ではナッツやチョコレート、コーヒー等を販売することに加えて、生産国をイメージした雑貨を飾ったり、生産国の様々なお話をさせていただくことで、来ていただいたお客様と店舗スタッフがコミュニケーションを取ったり空間を楽しんでいただくための工夫をしています。

―事業のこだわりを教えてください。

佐伯:

商品を通して消費者の方々に少しでも“食と農に関する社会問題”に興味や関心を持っていただけるような工夫を行っているところです。私たちは「サステイナブルやエシカルを日常にしたい」という想いを持っていますが、店舗でのコミュニケーションを通じて消費者の方々と関わることが、それに繋がると思っています。

社会問題に興味を持ってもらう具体的な工夫としては、ご購入いただいたお客様に配布している「プロジェクトの投票券」があります。これは私たちが翌年から生産国で実行を計画している3つのプロジェクトのうち“応援したいと思ったプロジェクト”に投票していただけるというものです。

―たしかに、投票するという行為によって、社会問題を知ることもできますし、その問題がぐっと身近なものになりますね。

佐伯:

また、お客様に直接手に取っていただく商品パッケージもこだわって制作しています。例えば、市場で野菜やお魚を購入すると新聞紙に包んでくれますよね。その様な素材感や人と人のつながりの温かさからヒントを得て、一つ一つの商品を手作業で紙で包むというパッケージになりました。さらにimperfectの想いや理念をパッケージに文字でも載せて伝えています。このパッケージは、世界3⼤デザイン賞の⼀つとされるイギリス『Design & Art Direction (D&AD)』(2020年度)のブランディング部⾨において「Wood Pencil(ブロンズ)」を受賞させていただきました。

佐伯:

店舗内だけでなく、オンライン上でも私たちが推進しているDo well by doing good.(いいことをして、世界と社会をよくしていこう)という活動にまつわる情報を広める取り組みをしています。具体的には「DOWELL(https://www.dowellmag.com/)」というwebメディアを運営しており、著名な方々へのインタビュー記事などを掲載しています。社会問題に関心があり、また実際に活動をされている方にご出演いただいているのですが、影響力や知名度のある方々に登場していただくことで、私たちが向き合っている社会課題に対してより多くの消費者の方々に関心を持っていただけるのではないかと思っています。

生産国と共に成長していく未来

―さきほどの店舗のお話の中で、ご購入いただいたお客様にお配りしている“プロジェクトの投票券”が出てきましたが、imperfectさんが行っている生産国での取り組みにはどのようなものがあるのでしょうか。

佐伯:

生産国の農業における「環境、教育、平等」という3つの大きなテーマを掲げて農家の自立支援や環境保全に関するプロジェクトを行っています。具体的には、コートジボワールでシェードツリーの苗木を植える取り組みを行ったり、ブラジルでは女性が農業従事者として活躍できるように支援を行ったりしています。

―すべて素敵なプロジェクトだと思いますが、特に印象に残っているものはありますか?

佐伯:

テーマ2の教育でご提示しているコートジボワールのカカオ農家と取り組む自立支援プロジェクトをご紹介いたします。カカオ農家が安定した収入を得るために、カカオのより良い育て方などを教えることに加え、カカオのみを育てる単一栽培ではなくキャッサバ(タピオカの原料)の栽培にも農家の方々と取り組むというものです。単一栽培は害虫が発生したり土地がやせ細ってしまう傾向があり、さらにカカオは世界の相場で価格が決まる作物なので、カカオだけでなくキャッサバも育てることで農家が安定した収入を確保できると考えたプロジェクトです。

佐伯:

同時に、ほとんど就労機会がない女性が就労機会や活躍の場を得るために、そのキャッサバの栽培方法を女性に教えるという工夫があります。またキャッサバの販売経路のサポートも行うのですが、栄養価が高いというキャッサバの特性をふまえて現地の学校給食用に提供します。そうすることで学校給食を通じて子どもたちが栄養を摂取することもできます。このように一つの取り組みの中で複合的に課題を解決できる繋がり合ったプロジェクトを作り上げたいと常に心がけています。

―今後の展望について教えてください。

佐伯:

私たちの取り組みや考え方に共感していただける方々と協力してプロジェクトを行う機会を増やしていきたいと思っています。そうすることで規模の拡大や新しいことへの挑戦を可能にしていきたいです。また、店舗もしくはオンライン上でお客様との関わりも増やしていきたいと考えています。

―読者に向けてメッセージをお願いします。

佐伯:

若い方々に期待したいことの一つとして、“未来への投資行動”という意識を持って買い物をしてみて欲しいということです。そうすることで新しい世界が見えてくるのではないでしょうか。商品やサービス自体の情報だけでなくそれらを扱っている会社がどのようなことに利益を使っているのかを知った上で、今後生き残ってほしい会社に自分の100円を使う意識を持っていただけたらと思っています。

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Mission

The world is imperfect, so do well by doing good.

不完全なこの世界。だから、いいことをして世界と社会をよくしていこう。

imperfectは、農産物の生産現場に存在する貧困や搾取などの社会課題を世界の不完全(imperfect)の一つと捉え、それら社会課題に向き合い、「たとえ不完全(imperfect)な取り組みだとしても、自分たちで出来ることから少しでも世界と社会をよくしていこう」という想いのもと、実業を通じて、社会課題の解決を目指します。

Philosophy

世界の食と農を取り巻く社会課題を、実業を通じて解決する。

Vision

社会的価値と環境的価値の⾼い取り組みを通じて⽣産された素材を掛け合わせて商品を製造し、お客様に「おいしさ」と「たのしさ」を提供します。

「おいしさ」「たのしさ」を通じて、お客様に⽣産現場で起きていることを自分ごととして捉えていただく努⼒をし、お客様とともに社会課題の解決に貢献します。

持続可能な社会の実現に貢献している⼈や企業等とのコラボレーションを積極的に⾏い、「実業を通じて社会課題を解決する」という考え⽅に共感の輪を広げます。

⽇本発の「社会的価値・環境的価値を商品・サービスに盛り込んだメジャーブランド」として、多くの⼈々に⽀持され、世界中の⼈々を巻き込んでいくブランドを⽬指します。

Company Profile

社名
imperfect株式会社
設立
2019年3⽉18⽇
代表者
代表取締役社⻑ 浦野正義
資本金
4億9,999万円
事業内容
飲料・⾷品・酒類の製造販売
⽇⽤雑貨・⾐類の製造販売
飲⾷店の経営
飲料・⾷品・⽇⽤雑貨・⾐類の輸出⼊
本社住所
東京都千代⽥区丸の内⼆丁⽬6-1
電話番号/FAX
03-3201-5660
会社URL
http://www.imperfect-dowell.com/

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