株式会社CAMPFIRE/世界中の誰しもが声をあげられる世の中へ。

株式会社CAMPFIRE

世界中の誰しもが声をあげられる世の中へ。

「資金集めを民主化し、世界中の誰しもが声をあげられる世の中をつくる。」
というミッションを掲げ、クラウドファンディングの「CAMPFIRE」「GoodMorning」フレンドファンディングアプリ「polca」などのインターネットサービスの企画・開発・運営をしている株式会社CAMPFIREさん。この度は、CTOの中川さんに、CAMPFIREさんのミッションやビジョン、サービスのこだわりや目指しているクラウドファンディングのあり方などを聞いてまいりました!

株式会社CAMPFIRE 中川峰志さんさん

中川峰志さん
株式会社CAMPFIRE 執行役員CTO。学生の頃からプログラミングをはじめ、これまでジャンル問わず様々なインターネットサービスの開発を行う。株式会社CAMPFIREでは、全体の技術選定、採用、評価制度の作成などを行っている。

自らのアイデアに、自ら資金集めができる時代

―まず最初にCAMPFIREさんの事業内容を教えてください。

中川:

CAMPFIREはインターネットサービスを運営している会社なのですが、中でも大きなサービスが2011年の創業のころからあるクラウドファンディングの「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」ですね。「CAMPFIRE」以外にも、クラウドファンディングより小さい範囲でお金を集めるフレンドファンディングという形態の「polca」、間も無く開始予定の融資型クラウドファンディングの「CAMPFIRE Owners」などのサービスを運営しています。さらに最近では、何かを始める時にお金と同時に必要になる仲間集めもできる「TOMOSHIBI」というサービスを運営しています。

―CAMPFIREさんは、クラウドファンディングのイメージが強かったのですが、あくまでインターネットサービスの会社なんですね。

中川:

はい。弊社のミッションにもあるように「資金集めを民主化し、世界中の誰しもが声をあげられる世の中をつくる。」という想いが根底にあるのですが、そのミッションの実現のために何ができるか、と考え、クラウドファンディングを主軸としたサービスを運営しています。

―CAMPFIREさんの強みはどういう点だと思いますか?

中川:

クラウドファンディングというサービス自体、歴史が浅いので、成功者というか、絶対的な存在はまだいませんが、いまクラウドファンディング市場がどんどん伸びている中で「CAMPFIRE」は高いシェアを持っていて、日本一の実施件数があることが強みだと思います。最近、クラウドファンディングという言葉自体は浸透してきたのですが、実際にやったことがある人はまだあまりいないというのが現状です。今後、クラウドファンディングが実際に行われる件数を増やしていくために日々改善を行っています。

―サービスの中でやはり「CAMPFIRE」が有名だと思いますが、特徴はどんなところにあるのですか?

中川:

クラウドファンディングを扱う会社によっては映画に強かったり、プロダクトに強かったりと、特定の分野に強みがありますが、うちはなんでもやります!というのが特徴です。「世界中の誰しもが声をあげられる世の中をつくる。」というミッションおよび考えがあるので、あえて特定のプロジェクトに限定したりはせず、扱うジャンルはフルラインナップです。

金融包摂を実現するためのミッションとビジョン

―ミッションのお話が出てきましたが、CAMPFIREのミッション・ビジョンについて詳しく教えてください。

中川:

2016年にいまのミッション「資金集めを民主化し、世界中の誰しもが声をあげられる世の中をつくる。」とビジョン「やさしい革命をおこす」を掲げました。

いろんなサービスを展開していますが、根底には「金融包摂を実現したい」という代表の家入の想いがあります。金融包摂とは、誰でも気軽に金融サービスにアクセスできるようになることを表しています。家入は“小さな経済圏を作りたい”とよく言っていて、例えば「CAMPFIRE」も、何かがしたいけどお金が足りない人の資金調達を自由にしたいという想いでスタートしており、当社のサービス普及が金融包摂の実現に繋がると考えています。

中川:

また、ビジョンの「やさしい革命をおこす」についてですが、革命と聞くとなんでも強制的に変えるというイメージが強いですが、「既存のものを否定して破壊していくのではなく、良いものを残してアップデートすること」が、CAMPFIREの考え方です。

基準は「CAMPFIREがやるべきことはなにか」

―ミッションやビジョンは社内に浸透しているのですか?

中川:

適宜、代表の家入が社内の定例会などの場でミッション・ビジョンを社員に伝える場を設けています。採用段階でもミッション・ビジョンとの親和性が高い人を採用するようにしているため、共感して働いている人が多いことは強みだと感じています。また、新しいサービスをリリースする時にも、そのサービスに込めた想いや生まれた背景などを全体に向けて話すことが多いです。

―日々の仕事の中で、どんな時にミッション・ビジョンを意識しますか?

中川:

僕は、働いていて悩んだ時に立ち返るのがミッション・ビジョンだと考えています。優劣のない二択で悩んだ時、最後の決め手としてCAMPFIREがやるべきことはなにかとミッション・ビジョンを振り返ります。また、日々の仕事においては、ミッション・ビジョンだけでなく10個のバリューも重視しながら働いています。ミーティングルームにもバリューが掲示されていて普段から目にする機会が多いですね。

各ミーティングスペースの壁には、「CAMPFIRE WAY」と名付けられた10個のバリューが書かれています。
各ミーティングスペースの壁には、「CAMPFIRE WAY」と名付けられた10個のバリューが書かれています。

小さな声を拾い上げて挑戦する社会をつくりたい

―新しいサービスをたくさん生み出している印象がありますが、新規事業を行う中で大事にしていることはありますか?

中川:

やはり、ミッション・ビジョンに沿っているかどうかを大切に、CAMPFIREがやるべきことなのかどうかを常に考えて事業を行っています。僕がいろいろな会社を見て、最終的にCAMPFIREで仕事をすることにしたのもこれがきっかけです。事業をつくっている一人ひとりがこの会社の本来の目的を常に考えて仕事をしています。

商品を買うためのストーリーに共感してほしい

―いまクラウドファンディングは急速に拡大しているように思いますが、その中でCAMPFIREさんはクラウドファンディングをどのような業界にしていきたいですか?

中川:

クラウドファンディングの市場はまだまだ伸びしろがあると思っていますが、同時に課題もたくさんあると思っています。それこそ、「資金集めを民主化し、世界中の誰しもが声をあげられる世の中」の実現はまだ遠いです。クラウドファンディングを行う人や企業の元々の知名度で、どれくらい資金が集まるかが決まってしまうという傾向はどうしてもあります。ですが将来的には、「知名度に左右されず資金を集めることができる」プラットフォームを確立させていきたいです。

―CAMPFIREさんの案件の中で印象深いエピソードはありますか?

中川:

社会問題と向き合う人のクラウドファンディングである「GoodMorning」のサービスで行われた“スタディクーポン”という取り組みは特に弊社の理念を体現していて印象に残っています。このプロジェクトは、NPOと企業、さらに渋谷区が連携して行っているもので、経済的な理由で塾に行けない学生が塾に通えるように援助するサービスです。支給されたクーポンを使うことで学生が塾に通えるようになるのですが、現金を渡すのではなく、塾のみで使えるクーポンという形で還元しているのが面白いと思いました。クラウドファンディング自体も成功しましたし、さらにそこから派生して、2019年度には渋谷区でスタディクーポンが事業として組み込まれることにもなりました。最初にクラウドファンディングで声をあげ活動したのがきっかけで、行政にまで反響があった。クラウドファンディングの真骨頂と可能性を改めて感じることができましたね。

―たしかにCAMPFIREさんのミッション・ビジョン通りですね!

中川:

それだけではありません。私たちは、支援をする人達にはプロジェクトを成功させる仲間として参加してもらうのが理想のクラウドファンディングのあり方だと考えているのですが、スタディクーポンはまさにそういった想いが現れていたと思います。ただリターンをもらうためにお金を払うのではなく、プロジェクトのオーナーさんとプロジェクト全体の物語を共有し、商品を買うまでのストーリーに参戦したいという気持ちでクラウドファンディングに参加してもらう。支援する人もされる人もどちらも幸せな、素敵な案件がどんどん増えていくと嬉しいです。

―ストーリーに共感してもらうために工夫していることはありますか?

中川:

当社のサービスはいくつもサブブランドとして分けているのですが、それは各々のサービスに込められた想いに共感してほしいという意図があります。闇雲にサービスを分けているのではなく、カテゴリーごとに打ち出したいポイントを分けています。例えば、スタディクーポンを実施した「GoodMorning」を分社化したのも、ソーシャルグッドはお金を「商品」や「サービス」を手に入れるために支払うのではなく、解決したい課題に対して志はあるか、という点が他の事業とは異なり、通常のクラウドファンディングと分けてまでやる価値があると思ったからです。「GoodMorning」は分社化して「CAMPFIREとはミッション・ビジョンを別で設定していて、社会の課題に取り組む人に寄り添い、自らも社会を前進させていくサービスとして、メッセージ性を強くしていきます。

サービスを拡大し、世界へ。

―今後挑戦したいことを教えてください。

中川:

何かいいアイディアを思いついた時に、すぐに資金や仲間を集められるだけでなく、アイディアの実現までを一気通貫で行えるサービスになれば良いなと思っています。また今後は、海外にも展開していく予定です。まずは東南アジアへ進出し、少しずつ範囲を大きくしていきます。クラウドファンディング自体、アメリカではすでに活発に行われていますし、中国でも拡大しています。東南アジアも少しずつクラウドファンディングのプラットフォームは出てきましたが、成長の余地はまだまだ大きいのかなと考えており、そこに挑戦していきたいという想いもあります。

―最後になりますが、どんな人と働きたいか教えてください。

中川:

ビジョンとミッションに共感していて、そういう社会を一緒につくってくれる人と働きたいですね。ただ共感しているだけでなく、なぜ共感しているのかストーリーを自分の考えや原体験に基づいてお聞きしてみたいです。スタートアップの会社なので、まだまだ環境面で整っていない部分もあります。しかし、CAMPFIREは人もいいですし、挑戦する環境もたくさんありますので、その中に飛び込んで一緒に挑戦してくれる人が良いなと思います。

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Mission

資金集めを民主化し、世界中の誰しもが声をあげられる世の中をつくる。

インターネットが普及したからこそ出来るようになったこと、を私たちはよく考えます。 それは、誰しもが、例え小さくても、声をあげられるようになった、ということではないでしょうか。 今まで一部の人たちや組織が独占していたりして手が届かなかったものが、 インターネットによって一般の私たちにも気軽に使えたり参入できるようになりました。 クラウドファンディングは資金集めを民主化した仕組みだと私たちは考えます。 「小さな火を灯しつづける」を合言葉に、私たちは誰でも声をあげられる世界を創っていきます。

Vision

やさしい革命をおこす

「この国にはなんでもある。だけど希望だけが無い。」 村上龍「希望の国のエクソダス」で主人公がつぶやくこの言葉が、いまの日本を表している気がします。 高度経済成長・近代化を遂げ、私たちは豊かになりました。 しかし、一方で行き詰まりを感じることも増えてきたのではないでしょうか。 少子高齢化、不景気、震災、心の問題、働き方。様々な問題が次から次へと噴出しています。 成熟した日本、ポスト資本主義をどう生きるのか。いま私たちは問われているのではないでしょうか。 ポスト資本主義の生き方。それは「あらゆるものを個人の手に取り戻す」ということなのではないか。 インターネットとはあらゆる権威を解体し民主化するものだと私たちは考えます。 私たちはインターネットを通じて、革命を起こし、あらゆるものを個人の手の元に取り戻します。 既存の仕組みを破壊するのではなく「アップデート」する。 血の流れない革命、それを私たちは「やさしい革命」と名付け、Visionとして掲げています。

Value

ミッション達成のための10のバリュー

CAMPFIREではミッションを達成すべく10のバリューを設定しています。これらはCAMPFIREのコアな価値基準であり、四半期ごとに行われる評価面談やフィードバックや採用時にも常に確認されます。

①インターネットがあらゆる権威を解体するものである以上、僕らもまた権威主義、大企業病に陥いらないように気をつけよう。大企業病になることが最大のリスクである。

②傍観者であってはならない、常に自分の頭で考え、他者や社会のために自分に何ができるのかを考え続けよう。give&takeではなくgive&give&giveの精神でいよう。パスを回すものにこそ、パスは回ってくる。

③小さな火を大事にしよう。クリエイターやプロジェクトオーナーへ愛や敬意を持って接しよう。神は細部に宿る。細部まで丁寧な仕事をしよう。

④人に優しくあろう。痛みを知っているからこそ、失敗を過去にしたからこそ、他者に優しくできる。

⑤どんどん失敗しよう。失敗を恐れると、「何もしないこと」が正解になってしまう。大胆にチャレンジし、数多くの失敗から学んでいこう。個人も、チームも、組織も、常に変わり続けよう。停滞は後退だ。

⑥相手を信頼して任せよう。信頼とは、疑うことではなく、任せるところから始まる。信頼するとは、見返りを求めず、相手の失敗をも引き受けるという態度である。

⑦言葉を大事にしよう。言葉は態度となり、態度は必ず相手へと伝わる。常に謙虚な気持ちを忘れず、軽薄な言葉や、誰かを貶める発言に気をつけよう。

⑧安易に答えを出すのではなく、常に問い続けよう。学びを怠らず、 慢心せず、謙虚な気持ちでいよう。正解なんて無い。この世は課題だらけだ。

⑨チームで最高のプロダクト・サービスをつくろう。チームとしてどのような成果をあげているか、そこに個人としてどのように貢献できているか。オーナーシップを持って、執着心と責任感を持ち、プロとしてベストを尽くそう。

⑩インパクトのあるイノベーションを生み出し、批判を恐れず、世の中をざわつかせよう。ざわつきとは熱量だ。炎上を恐れない。常にポジティブ、自由主義、楽観主義でいよう。

Company Profile

社名
株式会社CAMPFIRE
設立
2011年01月14日
代表者
家入 一真
資本金
30億9,052万円(資本剰余金含む)※2019年7月現在
従業員数
108名 ※2018年12月31日時点
事業内容
購入型クラウドファンディング事業、融資型クラウドファンディング事業、それらに付帯する事業の企画・開発・運営。
本社住所
〒150-0002 東京都渋谷区渋谷2丁目22-3 渋谷東口ビル 5F
会社URL
https://campfire.co.jp

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