株式会社アダル/今までもこれからも “サービスメーカー”

株式会社アダル

今までもこれからも “サービスメーカー”

業務用家具・店舗用家具の製造から販売までを一貫しておこなうアダルさん。彼らが作る家具には思い出と技術の高さが垣間見えます。そんな長年愛されているアダルさんの秘密を、武野社長と、経営企画室のお二方に伺いました。

株式会社アダル 武野 龍さんさん

武野 龍さん
株式会社アダル代表取締役。1978年(昭和53年)福岡県生まれ。アダル入社後、製造から営業まで様々な職務を経験。夢はアダル社員の子供たちがアダルに入社すること。

株式会社アダル 近藤 悠紀さん / 葉玉 研治さんさん

近藤 悠紀さん / 葉玉 研治さん
近藤さん(写真左):経営企画室広報・P R。アダル東京支店営業職として2014年新卒入社。異動し5年間の設計職を経た後、2020年福岡本社に新設された広報・PR職へ異動。会社の魅力を様々な方に向け発信中。 葉玉さん(写真右):経営企画室室長。商品の企画開発を経て2018年から経営企画室を新設。商品開発で培った「デザイン思考」を元に、会社のデザインに日々奮闘中。

サービスを提供する家具メーカーとは

―本日はよろしくお願いします。まず、アダルさんが大事にしていることを教えてください。

武野:

「お客様に喜んでもらいたい」という気持ちが一番で、どのようなご要望でも極力実現させたいと思っています。そしてお客様にアダルのサービスにご納得頂き、好きになって頂けた結果、つながりが持てる商売をしていきたいですね。気を付けたいのは、「ご要望を実現させる」=「ただ尽くす」ということではないということ。お客様にご納得頂ける工夫を凝らし、最大の価値を提供する。そして、その対価をいただくという、お互いにとっていい「商い」を大事にしていきたいと思っています。

近藤:

武野社長もよく言っていることなのですが、「アダルって家具メーカーだけど、“サービスメーカー”だよね」って。お客様のためになることであればこちらから新しい提案をすることもあります。コンサルまではいかないけど先回りしてより良いものをご提案することを大事にしています。

―椅子の張替から始まった家具メーカーだと思うのですが、“サービスメーカー”になろうというのは何かきっかけがあったのですか?

武野:

昔は“サービスメーカー”という言葉がなかっただけで、「自分の関わる方に喜ぶサービスを提供する家具メーカーでありたい」というのは、実は創業時からずっとある思いなんです。お客様それぞれに合うものを考えて提供しようというスタンスは、昔から変わっていないですね。

―求められていることを提案したり、喜んでもらえそうなものやことを生み出したりするのは難しいと思うのですが、それを引き出す方法や文化はどうやって作られたのですか?

武野:

基礎的な部分は、お客様のことを「聞いて」学ぶ、仕事を「見て」学ぶこと、つまり勉強だと思うんです。もちろん、ある程度会社や上司がそういった場を用意することもできますが、最後は自ら興味を持つという本人の意思が必要ですからね。この会社は、自分から進んで勉強しにいける人が多いと感じています。 

また、人と人が関わる環境づくりは心がけています。組織体系はありますが、垣根を越えた業務やプロジェクトもあります。やりたい仕事があれば、やってごらんと思うし、詳しくなければ誰かと組めばいいと思います。誰かの「分からない」「教えて」というアクションがあった時に支え合い協力するという、人と人との関わりがある環境づくりをするのが会社の仕事です。

機能とデザインの両立が快適な環境をつくる

―新型コロナの影響もあったと思いますが、その中でもこれからやっていきたいことはありますか?

武野:

我々の取引先には飲食業のお客様が多くいらっしゃるのですが、その方たちが本当に大変そうで、何か役に立てないかと様々な試みを行っています。

近藤:

そうですね。最近、席の数を確保しつつ密を避けながら店舗運営できないかという要望が多くなっているので、レイアウトや新しい商品開発などで協力していきたいなと思っています。

武野:

また、コロナ禍に対応するこれまでにない商品もリリースしています。今ホテルやオフィスで、プラスチックやビニールのついたてを見るようになりましたよね。機能性はありますがデザイン性という面ではどうなのでしょうか?我々は家具メーカーとして、機能とデザインを両立させ快適にお使い頂けるパーティションを考えました。

近藤:

急造で設置されたついたては「空間とマッチしていない」、「早く取り除きたい」とマイナスに感じているユーザーさんの声もあり、新しいインテリア(ついたて)を使うことでマイナスな気持ちになるのはすごく悲しいと感じていました。そこでコロナ禍が終わった後もインテリアとして、心地よく使えるものを提供できれば、快適な環境で接客ができるのではと思います。

武野:

これからコロナの影響がどうなっていくのかはわからない部分も多いですが、だからこそ、多くの選択肢を用意していかないといけないと思います。今後、インテリアの流通の仕方も更に変わっていくのではないかと考えていますが、常にその先頭にいたいと思います。もっともっと家具デザインの幅が広まって、もっともっと個人が家具に対してワクワクしてくれるようになると良いなと。そういうのを大事にできる会社でありたいし、チャレンジもしていきたいですね。

―2019年にはミラノデザインウィークに出展していらっしゃいましたが、それは今後国際化を目指していて、伝統工芸品を世界に発信したいということなのでしょうか?

武野:

そうですね。やっぱり海外への展開は新しいマーケットを切り開くために重要だと思います。お客様の要望に答えながら一緒に苦しみつつも作っていくという、日本人の細かなものづくりが世界でも評価されると思っています。

近藤:

い草を使った家具を出展しましたが、日本の伝統工芸品を発信したいわけではないんです。生産者の方たちは「“伝統工芸品”ではなく、“産業”としてあり続けたい」という気持ちが強く、その考えに共感した私たちは世界に向けて “日本の産業” として現代のライフスタイルに合うい草を使った家具を世界中の方々に届けたい、と思いました。

「楽しい」「好き」の気持ちを忘れないこと

―お客様の求めるものをどこまでも追い続けるアダルさんですが、今後どんな学生と働きたいですか?

武野:

まずは、仕事を楽しめる人ですね。1日のうち約8時間は仕事に使うわけで、お金を稼ぐ手段でもあるけれど、それを楽しめたらもっといいなと思うし、仕事を通して成長することは沢山あると思うんです。すごくしんどいときもあるけど、なんでみんな仕事をしているかっていうと、何か面白いことが絶対あるからなんですよね。すごくしんどくても、すごく報われた!っていう瞬間が絶対ある。そこに気づくためには仕事を楽しまないといけないし、楽しくなるためには労力をかけて、苦労した方が倍楽しくなる。それを繰り返し、繰り返しやって分かってもらえる環境を作りたいと思っているし、そういうのを楽しめる人がいいんじゃないかなと思います。

葉玉:

好きなこと、得意なこと、求められていること、稼げること、この4つの円が重なるところが天職だと思うんです。自分の中で天職はなんだろう、と考え続けて欲しい。これが違ったら不幸せになってしまう。それを探し続けることが人生だと思いますし、私は今の仕事が天職だと思えるので、とても楽しいです。

近藤:

特に、好きの気持ちは持ち続けてほしいと思いますね。新卒社員になんでこの会社に入ったのと聞くと「インテリアが好きだから」、と多くの人が言ってくれます。でも会社に入って日々の業務に追われてその気持ちが少なくなってきているとしたら、それはすごく悲しいことだと思うんです。提案したものが形になっていく喜びを味わったり、社会にどう役立つかという視点で考えたりしながら、「インテリアが好き」という気持ちをどんどん深めてほしいと思っているので、学生の方たちもそういったスタンスは大切にしてほしいですね。

※ミラノデザインウィーク:毎年春に開催されている世界最大の家具見本市「ミラノサローネ」と同時期にミラノ市内で開催されるデザインイベントの総称。世界中の家具メーカーやインテリアブランドが出展する。

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ADALとは

家具メーカーという枠組みを越えて、サービスメーカーとしてお客様を支える。

アダルはアイデアと、高品質の家具を商品として60年以上に亘る歴史を歩んできました。その中で培った、提案力・生産、技術力・デザイン力でお客様のニーズを受け止め、空間を読み解き、その場所に最適な家具をご提案してまいります。

Company Profile

社名
株式会社アダル
設立
昭和43年4月 (創業:昭和28年3月)
代表者
代表取締役社長 武野 龍
資本金
1億8,225万円
従業員数
273名(2021年2月時点)
事業内容
営業用イス・テーブル・什器などの製造卸販売、その他、インテリア資材販売及び設計・施工
本社住所
〒812-0863 福岡県福岡市博多区金の隈3丁目13番2号
会社URL
https://www.adal.co.jp

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