すべての就活生に読んでほしい!「いい会社」の5つの条件と就職する企業の選び方

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「どういう会社がいい会社なんだろう?」
「就活で企業選びをするとき、どこを見たらいいんだろう?」
「どのように会社を探せばいいんだろう?」

インターンや就職活動を控えている学生であれば、
一度はこのようなことを感じたことがあるのではないでしょうか!?

もちろん、「〇〇な仕事がしたい!」「〇〇業界にいきたい!」など、
目指しているところはあるかもしれませんが、
一社一社の企業単位で考えた時にどれが「いい会社」なのか、
そしてなにで「いい会社」かを見極めるのかは、なかなか難しいですよね・・。

私たちパラドックスは、これまで18 年の間、
数多くの企業様の採用ブランディングに携わってきました。
また、企業と学生の出会いを創出する場として
「Visions LOUNGE(大阪・梅田)」や「Topothesia(沖縄)」も運営しているのですが、
そこで、企業様や学生と顔を合わし、会話をする中で、
漠然としていた「いい会社」という像がとても明確なものになってきました。

今回は、最初に挙げたような悩みをお持ちの学生や転職を
考えている方々の力になれればと思い、この記事を書くことにしました!

そもそも「いい会社」とはどのようなものなのか、
「いい会社」を見極める 5つの指標、
そして会社を選ぶにあたって大切にすべき自分の軸などを
これまでの経験をもとに余すことなく書いていきます!

今後、みなさまが誇りを持ってはたらくことに少しでも貢献できればと思いますので、
どうぞ、最後までお付き合いいただけますと嬉しいです!

この記事の目次

【1】:いい会社とは、「世の中に貢献しようという目的」を持ち、「独自の価値」を提供している。

【2】:いい会社かを判断する5つの指標

【3】:いい会社の見つけ方

【4】:会社を選ぶには、自分の軸を持つことが大切

【5】:<まとめ>自分の軸を持った上で、5つの基準で会社を見よう。

【1】:いい会社とは、「世の中に貢献しようという目的」を持ち、「独自の価値」を提供している。

私たちが、これは間違いなく「いい会社」だと思う企業は、
「こんな世の中にしたい」「人々にこんな価値を提供したい」といった
「世の中に貢献しようという目的」を明確に持ち、
「独自の価値」を提供している企業です。

「目的」とは何かをご説明するにあたり、ひとつのフレームを例に出したいと思います。
みなさんはゴールデンサークル理論というものを知っていますか!?

イギリスの組織コンサルタントであり作家のサイモン・シネック氏が
TED で語ったのがこのゴールデンサークル理論なのですが、
これによると人に何かしらの情報を伝え、行動を促したい時に、
「Why・How・What」という構成要素が存在し、
「Why」を持つこと、そして「Why」から伝え始めることの重要性を説いています。

つまり、人は「何をしているか=How/What」ではなく、
「なぜ、それをしているか=Why」に心を動かされるという理論です。

「Why・How・What」というと、少しわかりにくいかもしれませんが、
会社に当てはめて下記のように考えるとわかりやすいかもしれません!

・Why:目的・存在意義
・How:手段・戦略
・What:手段・事業内容

そして、会社のWhy(目的・存在意義)を考えるにあたって大事になるのが、

① Why(目的・存在意義)の有無
② Why(目的・存在意義)の質

です。

① Why(目的・存在意義)の有無

そもそも、Why(目的・存在意義)がないという会社は、
なんのためにいまのビジネスをやっているのかが明確ではない状況です・・。

変化の激しい時代において、
自らの軸がなく流行だけを追いかけて経営を行うということは、
あまりいい状態とは言えませんよね。

② Why(目的・存在意義)の質

Why(目的・存在意義)があるものの、
その内容があまりよくないというケースも中には存在します。

たとえば、ぱっと見はテレビやニュースで見かけるような有名なビジネスでも、
そのWhy(目的・存在意義)が「ただお金を稼ぐため」だとしたら、どうでしょうか?
目標としている金額を稼いでしまったら、その会社は解散してしまうかもしれませんし、
これといった大義がないため流行が一段落し稼ぎがストップしてしまったら、
もう次の打ち手がないかもしれませんよね。

では、しっかりとした Why(目的・存在意義)を
持っている会社の例もみてみましょう。
たとえば、スターバックスです。

【スターバックスのWhy(目的・存在意義)】
スターバックスがアメリカのシアトルで創業した1970年代。アメリカの景気はよかったもののビジネスマンは非常に忙しく、業績を上げないとリストラされてしまう。一方、家庭でも奥さんを大切にしないと訴えられてしまう。当時のアメリカのビジネスマンはなかなかリラックスできる場所がありませんでした。
そんな中、アメリカのビジネス街にできたのがスターバックス。おいしいコーヒーとリラックスできる空間(=THIRD PLACE)によって、ビジネスマンが抱えているプレッシャーを解放していきました。そんな、時代の要請に応えるミッションを持っていたからこそ、全世界に広がっていきました。

どこのスターバックスを訪れても、ゆったりとしたソファがあり、
スタッフがフレンドリーなのは、スターバックスには
このような明確な Why(目的・存在意義)があるためで、
ただおいしいコーヒーを提供するだけのお店ではないのです。

このように「こんな世の中にしたい」「人々にこんな価値を提供したい」
といった明確な「Why (目的・存在意義)」が存在すると、
独自な社会貢献を展開することができ、結果的に世の中から好かれ、
会社としてもどんどん発展していくのです。

また、会社選びの指標に「やりがい」を置いている方も多いと思いますが、
企業にしっかりとした Why(目的・存在意義)が存在すると、
そこで働く社員のはたらきがいにも大きな影響を及ぼすのです。

有名な経営学者であり「マネジメント」の発明者である
ピーター・ドラッカーによるこんな話がありますので、ご紹介します!

ある教会の建設現場で、全く同じ作業をしている4人のレンガ職人がいました。
あなたは、「何をしているんですか?」と彼らレンガ職人に尋ねました。すると・・、一人目は「食べるために仕方なく働いている」と答えました。
二人目は手を休めずに「職人としてレンガの壁をつくっている」と答えました。
三人目は目を輝かせて「国で一番の教会を建てている」と答えました。
最後に、四人目が「私は国民の心のよりどころをつくっている」と答えました。

 

どうでしょうか?

まったく同じ仕事をしているにも関わらず、意識にはとても大きな差があります。
この話が示すように、その会社にWhy(目的・存在意義)が
あるかどうかは働く人の意識レベルに大きな変化をもたらし、
仕事のやりがい、成長のスピードや方向性も変わ ってくるのです。

【2】:いい会社かを判断する5つの指標

改めて整理をすると、私たちが思ういい会社とは、
「こんな世の中にしたい」「人々にこんな価値を提供したい」といった
「Why=世の中に貢献しようという目的」を明確に持ち、
「独自の価値」を提供している企業です。

その会社や組織にしかできない使命を持っているかどうか。
私たちはこの使命のことを「志」とも呼んでいます。

この章では、いい会社つまり志やWhy(目的・存在意義)を持ち、
社会貢献をする会社の指標を5つお伝えしていきます。

2-1:オンリーワン発想

いい会社かを見極める1つ目の指標は、オンリーワン発想です。

現代社会では、多くの企業がとてもマーケティングを重視しています。
もちろん、マーケティングを行うことはいいのですが、
あまりに重視してしまうと製品やサービスはどれも平均化してしまいます・・。
たとえば、下の写真右側のスマートフォンを見てみてください。

ひとつひとつ機種名やメーカーの名前を言えますでしょうか?
どれも見た目や機能はそっくりで違うのは価格だけといった、
いわゆる価格競争になってしまっていますよね。

ただ、iPhoneはほかのスマートフォンと異なり、
左の写真のようないわゆるガラケーの時代に、
いまでいうスマートフォンがあったら便利だろうなという
オンリーワン発想でiPhoneをつくり、世の中から絶大な支持を受けました。

その会社が世に提供している商品やサービスの中に、
他の企業が真似できないポイントや、
その会社ならではの発想・視点が存在しているかを注目してみましょう。

2-2:成長意欲

2つ目は、成長意欲。

これは、その会社が現状に満足せず、
常により良くなろうとしているかどうかということです。

何年も同じビジネスをやっている、同じ商品を売っているのではなく、
常に新しいことにチャレンジしているかどうかということなのですが、
この成長意欲を確認することは、
1章でお話した企業のWhy(目的・存在意義)の先にある
会社のビジョン(=実現したい未来)を確認するということにも似ています。

Why(目的・存在意義)があると、そのWhyを積み重ねた先に、
その会社が実現したい未来があるはずです。
そして、描いている未来を実現するためには、
常にビジネスをアップデートしていく必要があるからです。

たとえば、アップルの商品をずらっと並べてみると、
その成長意欲を感じることができると思います。

マイクロコンピューターから始まり、iMac、iPhone、iPad、Apple Watch、
サブスクリプシ ョンのサービスへと、常に変化を感じますよね。

ただ、これも「テクノロジーを介して何百万人もの人の生活を変える」という
ビジョンがあるからこそ、そこに向けてこういった進化を遂げることができるのです。

その企業に明確なWhy(目的・存在意義)があるか、
その先に明確なビジョンがあるか、
そしてそのビジョンに向けて歩んでいるか。
企業を見る際に確認してみましょう。

2-3:逆転発想

3つ目の逆転発想は、世の中の常識に立ち向かい、
より良い常識をつくろうとしているかどうかです。

独自の Why(目的・存在意義)を持ち、
2-1でお話したようなオンリーワンな発想でビジネスを行なっていると、
必ずぶつかるのが常識という壁です。

最初は、非難を浴びることもあるでしょう。
ただ、そういった困難に直面した際に、そこで折れるのではなく、
逆転発想でさらに進化を遂げられるかが重要になってきます。

本当にいい商品、サービスであったなら、
徐々に認められていくはずなので、賞賛してくれる人や同志との出会いを
推進力にして進んでいるかを見ましょう。

2-4:らしさのあるストーリー

こちらのらしさのあるストーリーも、
前章でお伝えしたしっかりとした Why(目的・存在意義)を
持っているかどうかに近い内容になります。

会社を調べるときは、ついつい何をしているかといった
What(手段・事業内容)の部分だけに目がいきがちですが、
なぜそれを行なっているのかというWhy(目的・存在意義)も重要視してみると、
その会社のことがもっとよく見えてくるのです。

Why(目的・存在意義)というのは、つまりその企業のストーリーです。
どういった想いでその会社や事業を立ち上げたのか、
現在どのような使命を掲げ取り組んでいるのか、どのような未来を目指しているのか。

たとえ、似たようなビジネスを行なっている会社があったとしても、
それぞれの会社が持つストーリーは絶対に異なるはずです。

また、しっかりとしたWhy(目的・存在意義)およびストーリーを
持ってビジネスをしている会社は、自社の商品やサービスに愛があるはずです。

すると、商品やサービス自体にはもちろん、
それを売るサイトや人の行動といったあらゆるところに、
その会社ならではの美意識やこだわりを見ることができます。

度々、Apple の例ですみませんが、Apple はサイトも綺麗で洗練されていますし、
家電量販店に訪れても Apple の売り場は一目でわかる世界観が広がっていますよね。
店員さんもAppleらしい Tシャツやトレーナーを着用し、親身に接客してくれます。

その会社にはどういったストーリーがあるのか、
またそれがその企業の美意識として細部にまで現れているか。
自分が共感できるストーリーを探してみてください。

2-5:ヒューマニティ

最後の要素はヒューマニティ。

社員、お客様、株主といった企業が関わる全ての人を
大事にしているかどうかという点です。

上記の①〜④を大切にすることがイコールお客様と株主を
大切にするとも言えますので、こことでは社員を
大切にしているかという点にフォーカスしてみたいと思います。

マズローの欲求ピラミッドによると、
人間の欲求は 5段階で構成されており、
低次の欲求から順番に段階をクリアしていくことで、
最終的に自己実現の欲求に達すると言われています。

生理的欲求や安全欲求といった最低限の環境は整っているのか、
そして、愛情や承認といった相互で理解し合い、叶え合う風土があるのか、
さらに仕事を通して自分が実現したいことが叶えられるのか。

その会社が社員の自己実現欲求を満たしている、
または満たそうと努力しているかどうかを確認してみましょう

【3】:いい会社の見つけ方

いい会社の5つの指標の次に、
いい会社をどうやって見つけるのかというお話をしていきます。

たしかに、会社のことを知るための情報集めには、
ある程度限界があるかもしれませんが、着目する点を意識するだけでも、
だいぶその会社の見え方が違ってきます。

一番のコツは会社の
Why(目的・存在意義)
How(手段・戦略)
What(手段・事業内容)
の結びつきを確認することです。

3-1:企業HP で企業理念を確認する

いまでは、世の中にあるほとんどの会社がHPを持っていますので、
まずはそちらを見てみましょう。ポイントはサイト内のページの見方!

サービスや事業内容のページは見る人が多いと思うのですが、
それだけでHPから帰ってしまうと、
企業のWhat(手段・事業内容)のページしか見ていないということになります。

企業の Why(目的・存在意義)が
書いてあるページをしっかり確認するようにしましょう!

具体的には、「企業理念」「経営理念」「私たちについて」「私たちの想い」「会社概要」「ABOUT」「WHO WE ARE」といった箇所に書いてあることが多いです。

いくつかのサイトを見てもらうとわかると思うのですが、
いろいろなタイプの Why(目的・存在意義)があると思います。
そこに書いてあるWhy(目的・存在意義)がちゃんと会社の事業内容と紐づいているか、
今一度確認してみてください。

3-2:採用サイトで社風を確認する

採用サイトは会社の社風や風土を見ることができます。
どのような行動を良しとしているのか、社員同士はお互いにリスペクトし合っているのか。
社員のインタビューページや社内の制度などを読みながら、確認していきましょう。

3-3:企業の人に会ってみる

就活生によっては、OBOG 訪問などを積極的に行う学生も多いと思います。
やはり、実際にその会社で働いている人から直接お話を聞くことは、
リアリティもありとてもいいことです。

ただ、せっかく会うのですから、
企業HPや採用サイトでは判断できなかったことを確認することがおすすめです。

たとえば、

  • 企業理念はしっかりとサイトに書いてあったが、
    実際社員のみんなにはどのくらい浸透しているのか
  • ビジョンの実現に向けて、新しい事業や取り組みなどの構想があるのか
  • 社員同士はお互いどのくらいリスペクトしあっているのか

など、いい会社か判断する5つの基準を思い出し、
深掘りするような質問をしてみると、
さらにその会社のことが理解できると思います。

【4】:会社を選ぶには、自分の軸を持つことが大切

さて、ここまでいい会社を判断する5つの基準や
その確認の仕方をお話してきましたが・・・、

実は、これらの基準はあなたがいい会社に出会えるかどうかにおいて
一番大切なことではありません。

本当に大切なのは、「いい会社に出会うこと」ではなくて、
「あなたにとって、いい会社に出会うこと」ですよね。

・有名な会社≠あなたにとっていい企業
・大きな会社≠あなたにとっていい企業
・ベンチャー会社≠あなたにとっていい企業
・話題になっている会社≠あなたにとっていい企業
・自分の好きなことをしている会社≠あなたにとっていい企業

たとえば、5つの基準も含めて、
上記のように一般的なモノサシでいいとされる会社が、
本当に自分にとっていい会社かどうかは別問題なのです。

では、どうすれば自分にとっていい会社をみつけられるのか。
それは、やはり『自分の軸を持っていること』が一番大切なのです。

自分はどのようなことでどのような人の役に立ちたいのか、
どんな社会貢献がしたいのか、どんなことに幸せを感じるのか、
どのくらいお金がほしいか。

きっとこれまでの人生を振り返ると、自分の軸が少しづつ見えてくるはずです。
この章では、私たちがおすすめする自分の軸の見つけ方を2つご紹介します。

4-1:Must-Want-Can

自分の軸をみつけるおすすめの方法ひとつ目は、
Must-Want-Canのフレームワークです!

聞いたことありますか?

Mustとは、
世の中や社会のニーズ。周りの人から期待されていること、
その他自分の力ではどうしようもできない環境。Wantとは、
価値観・動機。自分らしさとは何か、何をしていて楽しいと感じるか。Canとは、
知識・スキル・行動特性・思考特性。
何ができるか、どんなことを知っているか。

このワークでは、今の自分の意思や能力、特性などを
Must-Want-Canの3つフレームに分類し、
その3つが重なりあう部分からその人だけの
Will(=志・就職における自分の軸・どのようなことで社会に貢献したいか)を
導き出していきます。

では実際に、ひとつづつ枠を埋めていきましょう。

まずは Want から。
(自分の埋めやすい場所からでも問題ございません!)

Want の枠は、自分が純粋にやりたいことや好きなこと。
もしくはどんなことに対してモチベーションが
沸くかといったことを書いていきましょう。

ポイントとして、本当に実現できるかどうかは
一旦置いておいて、もしなんでもできるなら、
どういったことがやりたいかという視点で書いてみてください。
抽象的なものでも構いません。

例として Aさんは、下記のような Wantが出てきました。

・人と関わること
・会話
・社交
・人の話を聞くこと


では、次にCanの枠を見てみましょう。

Can では、いまの自分は何ができるか。
どんなスキル、知識があるかを書いてみましょう。

ポイントとしては、その Can がプロレベルでなくてもいいということです。
たとえば、塾講師のアルバイトをしていたので、
人に何かを教えることができる、とか、料理が得意、すぐに友達をつくれる。
といったように、自分では普通のつもりだけど、
人から褒められるという観点でも大丈夫です。

再び、Aさんの例では、下記のようなCan が出てきました。

・情報整理が得意
・人の話を聞く、肯定することができる
・「なぜなんだろう?」と思考することができる
・細やかな作業、正確性を求められることが得意
・部活のマネージャーのようなサポート役が得意

 

では、Must に進んでみましょう。

Must の枠は、世の中や社会からのニーズ。
周りの人から期待されていること、
その他自分の力ではどうしようもできない環境などを書いていきます。
世の中や社会というと難しいかもしれませんが、
ポイントは自分が周囲から期待されていると感じることです。

Aさんからは下記のようなMust が出てきました。

・優等生であってほしいという親からの期待
・家族では長女として、弟や妹の面倒を見てほしいという期待
・父親がよく話を聞いてほしそうにしていた

 

いかがでしょうか?
Must Want Canについて、それぞれのイメージできてきましたか?

さぁ、それぞれが書き出せたところで、
最後にこの3つ枠が重なる部分、
Will(=志・就職における自分の軸・どのようなことで社会に貢献したいか)を
導き出していきましょう。

もし、Must-Want-Canすべての枠の重なりが難しければ、
2つの重なりから行なっても大丈夫です。

Aさんは下記のようになりました。

Must:優等生であってほしいという期待、話を聞いてほしそうな父親の存在
Want:人と関わることが好き
Can:情報整理が得意、人のいいところを見つけて肯定できる

これらの重なる部分を考えていくと、
たとえば、『父親のようにちょっと自信をなくして話を
きいてほしそうにしている人や悩んでいる人の話を聞き、
肯定して元気にすることができる』というのが Willの芽と言えるかもしれません。

いま、あえて Will の「芽」と表現したのは、
これは人生を通して磨き育ててゆくものだからです。

最初からWillが完成している人はいません。
あの坂本龍馬だって、はじめから大政奉還を志していたわけでなく、
江戸で剣術を学びたいというのが最初の想いだったと言います。

日々のあらゆる経験や人との出会いを経る中で、
Must-Want-Can も大きくなり、
それに伴って自分の Will(=志・どのようなことで社会に貢献したいか)も
大きくしていけばいいのです。

4-2:モチベーショングラフ

ふたつ目はモチベーショングラフ。

このワークではこれまでの人生における転機を振り返り、
その時にどのような判断・行動をしたかや、
どんな時にプラスに気持ちが動いたかを改めて整理していくことができます。

この過程で、上記で説明した自分のWantがどのような時に生まれ、
人生の時々でどのような Canを発揮し、
Mustにどのような応えてきたのかが、見えやすくなってきます!

では、やり方のご説明をしていきます!

 

まず最初に、生まれてから今までの自分のモチベーションを
折れ線グラフで表していきます。
その時の浮き沈みに合わせて線を引いてみてください。

それができたら、山と谷の部分に注目します。
線が上昇するきっかけになった出来事や、
逆に下降するきっかけになった出来事は何かを思い出していきます。

例として Aさんのグラフはこのようになりました!

A さんの場合は、部活のリーダーや塾講師という立場で、
誰かの成長を応援している時に、気持ちがプラスに動いています。

先ほどの Must-Want-Can に当てはめると、
A さんには「誰かの成長を応援したい」というWantがあることがわかりますね。

このモチベーショングラフでさらに大切なのが、
折れ線グラフの山や谷の部分、つまり人生の転機に着目し深堀りすることです。

転機における行動や心情の共通項を見つけることで、人生全体で俯瞰したときに、
今までどのような Must-Want-Can があったのかが、
点ではなく線としてつながって見えるようにな ってきます。

そして、挫折経験も整理していけるとなおベストです!
挫折経験を分析することで、自分の強みや特性(=Can)や
どのようなものに向き合ってきたかというMust の手がかりを見るけることができます。

自分はどんな時にモチベーションが上がるのか。どんなことが好きなのか。
何を得意としているのか。自然とチャレンジできたもの・ときはどのようなシーンだったのか。
誰と比較するわけでもなく、ただ自分を見つめ直し等身大で考えてみてください。

【5】:<まとめ>自分の軸を持った上で、5つの基準で会社を見よう。

いかがだったでしょうか。

これから就職活動をするにあたって、一番大切にしてほしいこと。
それは自分の軸をしっかり持つということです。

人と比べてどうこうではなく、自分はこういったことを仕事を通して実現したいという
Will ないしは Will の芽を見つけてみてください。
Will の大小は関係ありません。等身大の自分で素直にWill を探ってみることが大切です。

そうして、自分の軸ができてきたら、
いい会社が持っている 5 つの基準
(オンリーワン発想・成長意欲・逆転発想・ストーリーと美意識・ヒューマニティ)を
意識して会社を見てみてください。

きっと、自分の軸と重なり合いながらも
これらの基準を持った会社がいくつか見つかるはずです。
これこそが、あなただけの本当のいい会社なのです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!
読んでいただいたみなさまの就職活動や
これからの仕事に少しでもお役に立てますとと嬉しいです。

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Writer

福森 瑞己

株式会社パラドックス 広報 / Visions Lab編集部。2015年4月、パラドックスに新卒入社。入社後4年間はディレクターとして、アパレル・不動産・フィットネス業界などのブランディング・クリエイティブ案件に携わる。現在はパラドックスの専任広報として、自社コーポレートサイト運営や PRなど自社ブランディング活動全般を担当。また、当メディア「Visions Lab」やブランディングメディア「Visions」といったwebメディアの運営・編集も行っている。